ファルカオの2つのゴールを振り返る。なぜゴールを決め続けられるのか
公開日:
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最終更新日:2020/07/05
サッカー
リーガ・エスパニョーラの3強に入るアトレティコ・マドリード。
2012年に1人FWがアトレティコに君臨しました。
それは、コロンビア代表で現在はトルコのガラタサライに所属するファルカオ。
ファルカオのゴール前の嗅覚は、アトレティコ時代から健在でした。
そこで、2012年アトレティコ時代に多くのゴールを決めたファルカオのプレーをもとに、ファルカオがなぜゴールを決め続けられるのかを詳しく解説していきます。
ファルカオのゴールシーンを振り返ろう
まずはアトレティコ時代のファルカオのゴールシーンを振り返ってみましょう。
こちらの動画の最初の2ゴールをご覧ください。
どちらのゴールも、ファルカオがどれだけゴール前の嗅覚に優れているのかがわかるゴールでした。
今回は、この2つのゴールシーンにスポットを当ててご紹介していきます。
ファルカオの2つのゴールシーンから紐解くゴールを決め続けられる理由
まずは、動画1つ目のゴールシーンに注目していきます。
中盤からスルーパスを受けたファルカオは、相手ペナルティエリアの中でボールをキープ。
ボールを受けた場面では、1対2の数的不利な状況でした。
そこでファルカオが選んだ選択は、強引な突破ではなく、あえて時間を作るキープだったのです。
その後、味方選手の1人がファルカオを追い越すことで、相手がそちらに一瞬引き付けられます。
そのタイミングをファルカオは見逃さず、少し左側にボールをずらしてシュート。
このゴールは数的不利な状況の中でも、冷静に状況を見極め、正しい判断をしたからこそ生まれたゴールでした。
このように、ファルカオはゴール前であっても決して慌てず、冷静に判断できる選手です。
つぎに、2つ目のゴールシーンに注目していきます。
この2つ目のゴールシーンは、まさにファルカオらしいゴールでした。
まず見てほしいところは、ファルカオのポジショニング。
センタリングが来る前のファルカオの動きに注目してみると、少し外側に膨らみ、動きを一瞬止めることで、相手から遠ざかっていることがわかります。
このゴール前でシュートを打つスペースを自ら作り出す動きは、FWには必須の能力です。
さらに、混戦した中でもファルカオは相手がどんな状況なのかを把握していました。
それがシュート前の相手を交わす切り返しに繋がったのです。
ファルカオがなぜゴールを決め続けられるのか、それはシュート技術などはもちろん、ゴール前のポジショニングや判断力、冷静にプレーできる落ち着きがあるからでしょう。
こちらの記事を担当して頂いたのは「Croud Works」でWEBライターをしているyukito.hさんです。
Twitterなどのサッカー動画からその選手やプレーの魅力を記事にしています。

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