もしガス欠をおこした場合はまず「JAF」を呼ぶなどの対処を第1に心がけましょう。
今回はトラックがガス欠をおこした時のエア抜きを説明していきます。トラックがガス欠をおこしたら燃料パイプ内にエアー「空気」が邪魔してエンジンがかからなくなります。再始動出来ない時は、キャブを上げて小さなポンプをシュコシュコと突いてエアーを抜いてあげます。
UDトラックの場合
UDトラックだとキャビンアップをして
ポンプの近くに手で回せるつまみがあるのでそこを少し緩めてあげます。
そして何度かポンプを押してるとつまみから泡が吹き出ます。
それがエアーが抜けきった状態です。
手で緩めたつまみを戻すのを忘れずにしましょう。
ISUZUは「ガス欠」「ISUZU」で出てくるISUZUのホームページが1番わかりやすいです。
日野の場合
1.フィードポンプのプライミングポンプが自動的にはね上がるまで左に回します。
2.フューエルフィルターのエア抜きプラグをゆるめた後、プライミングポンプを上下に動かし燃料を送ります。
3.ドレーンホースから気泡の混じってない燃料が出てきたら、エア抜きプラグを締め付けます。
4.再度プライミングポンプを上下に20回以上動かした後、下に押し付け、ピストンがスムーズにねじ込めることを確認しながら右にいっぱい締め付けます。
※アドバイス:プライミングポンプのピストンを格納する際、無理にねじ込むとかみ込みを起こすことがありますので注意してください。
5.エア抜き完了後、漏れた燃料を拭き取り、エンジンをかけて燃料漏れがないことを確認します。
エンジン始動後も
1. アクセルペダルは踏まずにスターターを回し、エンジンを始動させます。
2. 始動後、アイドリング回転を5秒間保持します。
3. アイドリングコントロールノブをゆっくり右に、いっぱいまで回し、3分間保持します。
4. アクセルペダルをいっぱいに踏み込み、最高回転まで吹き上げます。(この操作を数回繰り返してください)
5. アイドリングコントロールノブを左に回し、アイドリング回転に戻します。
1度でエンジンがかからないときは、スターターを「ACC」の位置に戻し、バッテリーの機能回復のため30秒ほど待ってからかけなおしてください。なお、スターターは15秒以上連続して回さないでください。スターターが故障したり、バッテリーあがりを起こす原因になります。